子育てパパ・ママのインサイト!共働き夫婦の消費・生活実態調査

ミレニアル世代の共働き子育て夫婦に、一日のスケジュールや消費行動をインタビュー!
子どもが生まれて変化したライフスタイルや、出費の割合、購買決定権、情報収集手段を解き明かしてみました。

ご家族プロフィール

Oさんファミリー

Oさんファミリー

  • パパ:28歳/営業職
  • ママ:30歳/企画職
  • お子さん:2歳11ヶ月
  • 住まい:神奈川県/一戸建て(持ち家。場所の決め手は、いざというときに頼れる実家が近いこと)
Nさんファミリー

Nさんファミリー

  • パパ:28歳/営業職
  • ママ:26歳/販売職(育休中)
  • お子さん:1歳6ヶ月
  • 住まい:千葉県/マンション(持ち家。場所の決め手は、職場の先輩や信頼のおける友人が近くに住んでいたこと)

パパ・ママの1日のスケジュール

Oさんファミリー平日Oさんファミリー休日
パパママパパママ
7:00ゴミ出し朝食作り、子どもと朝食7:00
8:00保育園の送り出し8:00
9:00出社出社9:00自分の時間(習い事)朝食作り、子どもと朝食
12:0012:00家族でお出かけ
16:00退社、保育園お迎え16:00子どもと昼寝
17:00帰宅、夕食作り、洗濯、掃除17:00
18:00子どもと夕食18:00洗濯、掃除夕食作り
19:0019:00夕食(家族団らんの時間)
20:00子どもとお風呂、食器洗い20:00子どもとお風呂、子どもと遊ぶ食器洗い
21:00帰宅、夕食寝かしつけ21:00寝かしつけ
22:00子どもが寝た後の会話時間22:00就寝
23:00就寝23:00
Nさんファミリー平日Nさんファミリー休日
パパママパパママ
7:00子どもと朝食、子どもと遊ぶ、ゴミ出し朝食作り7:00
8:00掃除、洗濯8:00子どもと朝食、洗濯、掃除朝食作り
9:00出社9:00
10:00子どもの昼寝、自分の時間10:00
11:0011:00家族でお出かけ
12:00昼食12:00
14:00子どもの昼寝、自分の時間14:00
16:00夕食作り16:00
18:00子どもと夕食、子どもとお風呂18:00子どもと遊ぶ夕食作り
19:0019:00夕食(家族団らんの時間)
20:00寝かしつけ20:00子どもとお風呂食器洗い
21:00帰宅、夕食21:00寝かしつけ
22:00子どもが寝た後の会話時間22:00子どもが寝た後の会話時間
23:00就寝23:00就寝

子どもが生まれて変わったこと

ポイント

  • 出費が子ども・家族のもの中心に。
  • 家族との時間を作るよう意識した生活リズムに。
  • 実家の両親とのコミュニケーションが増え、子育ての相談役に。

——お子さんが生まれて変化したことはありますか?

Oパパ:大きな変化は、自分のお小遣いを、子どものために使うことが日々のモチベーションになったことですね。独身のときは、結婚したら自分のために使えるお金と時間が減るのかな、なんて不安に思ってましたけど、今となっては自然に「自分はいいから子どもに買ってあげたい」と思っています!

Oママ:日常生活において責任感が増えました。健康を気にして外食回数が減り、自分で献立を作って食べさせています。
また、昔は「休日=友人と遊ぶ日」でしたが、今はまず「子どもと同じ時間を過ごしたい」が最優先に。
それから購入するものも変わりました。子どもにかわいい洋服を着せることが趣味で、よく自分のお小遣いから子ども服を買っています!
一番大きく変わったのは、3か月に1度は遠方の実家に帰って、親と会う時間を作るようになったことですね……!独身時代は実家に全く帰らなかったのに(笑)親に子育ての相談をしたり、逆に親の相談に乗ったり、コミュニケーションが増えました!

Nパパ:僕は時間の使い方が変わりました。仕事でなかなか時間を作れないので、子どもとの時間を作れるように意識した生活を送っています。例えば、どんなに寝不足でも平日の朝は早起きをして、子どもと遊ぶ時間を1時間は作るようにしています。

Nママ:育休中で子どもとの時間は十分にあるので、夫婦の時間を意識的に作るようになりました。
それから、子どもが昼寝をしている間は、仕事復帰に向けて勉強に励むようになりました!復帰してから迷惑をかけたくないな、という気持ちから積極的に資格情報などを見ています!

共働き子育て夫婦の出費・購買決定権

ポイント

  • 家具や家電など、家族みんなの出費はパパのお財布から。
  • 購買決定権は、パパ・ママお互いに任せられたジャンルがある。

——家計について、誰のために使うか、出費の割合を教えてください。

Oパパ:お財布は別々/家族50%、子ども20%、妻10%、自分20%

Oママ:お財布は別々/家族20%、子ども70%、自分10%

Nパパ:お財布は別々/家族60%、子ども20%、妻10%、自分10%

Nママ:お財布は別々/家族10%、子ども60%、自分30%

——ご自身が購入の決定権を持っているものを教えてください。

Oパパ車やインテリアはこだわりが強いので、自分ですね!子どもの教育に関することは、妻に任せています。

Oママキッチン用品・掃除用具はほぼ私です。子どもの教育に関することは、夫の意見も聞きながら私主導で決めています。

Nパパ:うちは僕が電化製品マニアなので、スマホから家電まで、決めているのは僕ですね!逆に、僕の服とかは妻がすべて購入してきてくれます(笑)

Nママ:子どもの服、夫の身の回りのものは私が決めて買ってきています。家電は夫が詳しいので、お任せしています!“時短”機能はマストで!

共働き子育て夫婦が出費を惜しまないもの

ポイント

  • 共働き夫婦にとって、時短商品・時短サービスは高くても価値がある。
  • 習い事など、子どもの将来に関わるものには惜しまず投資する。
  • 子どもとの一瞬一瞬を大切な思い出にするための出費は惜しまない。

——出費をしてでも叶えていること、また、叶えたいことはありますか?

Oパパ時短ができる商品なら、少し高くても買います!共働きなので、文明に頼れるところは頼りたい(笑)
あと、家族との時間を充実させるという意味で、大きなプールなど、少し贅沢なアクティビティグッズを購入しました!

Oママ:子どもに可愛い洋服を着せることです!1歳も2歳も人生のなかで一瞬!可愛いヒトトキを逃さないように、子どもがさらに可愛くなるように、投資は絶対に惜しみません!

Nパパ:同じく時短はかなり重要視しているので、宅配サービスは頻繁に利用してます。効率的に過ごしたいと思うと、少しお金はかかりますが、家族との時間が増えるという部分に価値を感じてますね!

Nママ:子どもの思い出を残せるように、スマホはカメラの性能がいいものを選びました!少し値段は張りましたが、大事な瞬間を記録に残したいですから……!
それから、職場復帰のための勉強としてオンラインレッスンを受けています。これは自分への投資ですが、私もまだまだ若手なので、戻った時に「後輩に追い越された!」なんてことがないように頑張っています!

共働き子育て夫婦の情報収集

ポイント

  • はじめての子育てで、ママ友・パパ友が少ないので、情報源は先輩ママかインターネット。
  • 子どもの教育・健康に関することは、子育て情報サイトで情報収集。
  • 子ども服やおもちゃなどのトレンド品は、SNSで情報収集。
  • 信頼できるのは、専門家監修の記事か、アンケート調査。

——商品・サービスの購入を検討するとき、どのような情報を参考にしていますか?

Oママ:基本は自分の親や先輩ママの意見を参考にしてますね。身近な子育て経験者の意見が一番信頼できる!あとは、何の情報を知りたいかで情報収集手段が変わってきます。

Oパパ:子どもの教育に関わること、子どもの健康に関わることは、ウェブ検索で、信頼できる子育て情報サイトを確認。子ども服やおもちゃなどのトレンド品はSNSで検索します。おもちゃはおもちゃでも、積み木などの知育系のおもちゃはやっぱり子育て情報サイトかな。

Nパパ:子育て情報サイトのなかでも、“専門家の監修がある”ものをチェックするようにしています。誰でも気軽に情報を発信できてしまう今だからこそ、専門家が監修している子育て情報サイトは、信用できる情報として重宝してますね。

Nママ:ママ友の意見は参考にするようにしています。夫は会社の先輩の意見を聞いてくるので、情報を共有し合って、相談しながら商品の購入を検討しますね。
気になると、とことんネットで調べるタイプですが、あまり個人の主観に偏る記事は参考にしないように注意しています。アンケートなど複数の人の意見を集約したようなものは、信頼してもいいのかなって思います。

共働き子育て夫婦の調査まとめ

従来の共働き夫婦へのアプローチは、「ママがいかに家事を時短でき、効率的に過ごせるか」を目的としたものが多い印象でした。しかし、共働き夫婦が増えているいま、「夫婦でいかに家事を協力して、ストレスなく過ごせるかにアプローチが変化しています。

出費に関しては、家族や子どものための出費がほとんどですが、自分の時間がある育休中のママへのアプローチとして「仕事復帰のための自己投資」の切り口は需要がありそうです。

購買決定権は商品によって異なりますが、家事をシェアする家庭が増加しているいま、お互いの得意分野で購買決定権を持ち、従来の「家電=ママ」といったイメージは変わりつつあります。

共働き夫婦の購買のキーワードは「時短」と「思い出」。時短消費はもちろんのこと、子どもと過ごすかけがえのないひと時を、楽しんだり、記録に残したりするための消費は惜しまないようです。

また、情報収集に関しては、知りたい情報によってツールが異なり、「子どもの将来・教育に関する情報」は信頼できる子育て情報サイトを参考にしているという声があがりました。一方、子ども服や子どものおもちゃなどトレンド品に関してはSNSで情報収集する傾向にあるため、子育て情報サイトとSNS、双方のメリット・デメリットを理解した上で使い分けていることが分かりました。

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2021年6月22日更新
※定性調査のため、今回インタビューした方の個人の意見となります。ご了承ください。