働く女性のヘルスケア・美容アイテム調査

働く女性のヘルスケア・美容アイテムを調査!バッグの中身やデスクアイテムを見せてもらい、彼女たちの消費行動を解き明かしてみました。
持ち運び用・デスク用と、用途で異なるアイテムを購入する理由や、特定商品をリピート購入する理由など、働く女性の本音をインタビューしました。

働く女性のプロフィール

S子さん(営業職/30代前半)

S子さん(営業職/30代前半)

  • 美容感度:★★★☆☆
  • 美容のためにかけた月間最高額:80,000円
    美容室*、ネイル*、まつ毛パーマ*、足つぼ*、エステ、化粧品
    *は毎月かかる費用。できれば金額を減らしたいが、仕事を頑張るための必要経費。ネイルやまつ毛パーマは、毎日の時短のためにやっているので、自宅でできる時短アイテムが欲しい。
  • 健康のために気を付けていること:
    水をたくさん飲む。マスクをして寝る。すぐに病院へ行く。
E美さん(クリエイティブ職/20代後半)

E美さん(クリエイティブ職/20代後半)

  • 美容感度:★★★★☆
  • 美容のためにかけた月間最高額:15,000円
    美容室*、まつ毛パーマ*、化粧品
    S子さん同様、*は必要経費。最近は外出が減っているので、自宅でできるヘアケアアイテムをお試し中。
  • 健康のために気を付けていること:
    起きてすぐマウスウォッシュで口をゆすぐ(就寝中は口腔内に雑菌が入ってきてしまうと聞いたので……!)。
Y子さん(営業職/20代前半)

Y子さん(営業職/20代前半)

  • 美容感度:★★★★★
  • 美容のためにかけた月間最高額:100,000円
    ネイル、美容室、ホームケア、パリジェンヌ(まつ毛リフトアップ)、スキンケアの定期購入 コロナによる自粛期間で、ネイルを自宅出張プランに変更。少し金額は張るが、一度体験するととても楽で満足している。
  • 健康のために気を付けていること:
    毎日湯舟につかる。ハンドクリームを手洗い後に毎回塗る。朝、時間がある時はフルーツを食べる。

働く女性のヘルスケア・美容アイテム ~バッグの中身編~

ハンドジェル・ポーチ(鏡・下地・アイライン・口紅・アイシャドウ・薬各種)・ハンドクリーム

ハンドジェル・ポーチ(鏡・下地・アイライン・口紅・アイシャドウ・薬各種)・ハンドクリーム

——気になる肌荒れ!塗り薬は必需品

S子:季節の変わり目や、マスクによる乾燥で、肌荒れは日常茶飯事……。気になったときにすぐ使えるように、塗り薬をいつも持ち歩いてます!ちなみにおうち用で、同じ薬を洗面台にも置いていますよ。一度使って良いと思った、信頼できる商品ならいくつでも買ってしまいますね。

——ハンドクリームは除菌効果があるものを選ぶ

S子:除菌効果のあるハンドクリームを使っています。手洗いやアルコール除菌の頻度が増えて、手が荒れやすくなった気がして……。除菌もできて、お肌も労われるので重宝しています!他の除菌グッズを選ぶときも、なるべくお肌に優しいものを選ぶようにしています。

リップクリーム・ファンデーション・ヘアゴム・鏡・ポーチ(アイシャドウ・口紅・アイライン・アイブロウ・筆)・清涼タブレット・スマホ・ペンケース

リップクリーム・ファンデーション・ヘアゴム・鏡・ポーチ(アイシャドウ・口紅・アイライン・アイブロウ・筆)・清涼タブレット・スマホ・ペンケース

——清涼タブレットはバッグとデスクでサイズ違い

E美:エチケットとして清涼タブレットを持ち歩いています。持ち歩くのは小さいサイズですが、デスクには大容量パックを置いていますよ!デスクで食べるときは、エチケットというより眠気覚ましですね!「よし、がんばるぞ!」というリフレッシュ的な要素が強いです(笑)

ポーチ(コンシーラー・パウダー)・ハンドクリーム・ミスト化粧水

ポーチ(コンシーラー・パウダー)・ハンドクリーム・ミスト化粧水

——コロナ禍で小さくなったメイクポーチ

Y子:マスクをするようになって、メイク直しをする部分が変わりました。以前は、チークや口紅、ハイライトなどがメイク直しの基本でした。今は断然、お肌のお直しです。季節の変わり目ということもありますが、マスクで肌が乾燥しやすいので、ミスト化粧水が手放せなくなりましたね。今まではファンデーションでしたが、最近はコンシーラーとパウダーを使って、ポイントで直しています。

働く女性のヘルスケア・美容アイテム ~デスク編~

肩ツボ押し・目薬・歯ブラシセット・ハンドクリーム・シミ取り

肩ツボ押し・目薬・歯ブラシセット・ハンドクリーム・シミ取り

——ツボ押しグッズはコミュニケーションツール!

S子:「肩コリがつらい~!」と社内でよく言っていたら、チームのメンバーがプレゼントしてくれたのが持ち始めたきっかけです。この子は二代目で、自分で購入したもの。肩コリは頭痛の要因にもなりますし、重宝してます。肩だけでなく腰にも使えるので、仕事中のリフレッシュになることはもちろん、実は社内のコミュニケーションツールにもなっているんです。「貸して~」ってよく声を掛けられるので、いろんな意味で良いリフレッシュになっているのかも!

——目薬はデスクとおうちで使い分け

S子:営業職なのですが、コロナ禍で外出が減り、パソコンを使っている時間が増えたので目が疲れやすくなりました。デスクで使うものは“爽快感があり、すっきりするもの”を選んでいます。実は、ハンドクリームと同じく目薬にもおうち用があって、おうちで使うものは、一日頑張った自分を労われるよう“うるおい”に重きを置いて選んでいます。

アイシャドウ・リップクリーム・ミスト化粧水・あぶらとり紙・ワックス・頭痛薬・ハンドジェル・ハンドクリーム・清涼タブレット・歯ブラシセット・洗口液

アイシャドウ・リップクリーム・ミスト化粧水・あぶらとり紙・ワックス・頭痛薬・ハンドジェル・ハンドクリーム・清涼タブレット・歯ブラシセット・洗口液

——テクスチャーで使い分けるリップクリーム

E美:リップクリームを使い分けています。持ち歩くものは、食事をする際にベタベタするのが嫌なので固形タイプのものを使っています。デスクに置いているものは、オフィスが乾燥しがちなので保湿を重視!チューブ型のこってりしたものを使っていますよ。

——口腔ケアは健康の基本

E美:口腔内のトラブルは難病の元!と思っているので、口腔ケアは怠らないようにしています。虫歯になって大きな金額が掛かるより、日頃からケアしていた方が絶対安く済みますよ!もちろん、お仕事シーンでのエチケットという意味もありますが、清潔感といえば白い歯ですからね!

——痛み止めは優しさをチェック

E美:頭痛・生理痛用の痛み止めを常備しています。選ぶときは、とにかく“眠くなりにくい”かどうか、“胃に優しい”かどうかをチェックして購入していますよ。頭痛・生理痛用の痛み止めは、いざというとき用にデスクに忍ばせています。

空気清浄機・ストッキング・マスク・フレグランスヘアオイル・消毒液

空気清浄機・ストッキング・マスク・フレグランスヘアオイル・消毒液

——マイ空気清浄機を購入

Y子:デスクで企画書を作成したり、お弁当を食べたりすることが多いので、昨年、小型のマイ空気清浄機を買いました。オフィスは高層階なので、窓を締め切っていて、空気が悪いなぁと感じることも多いので。おうちでは、同じ機種で加湿ができるものを使っています。

——フレグランスヘアオイルでリフレッシュ

香水だと匂いがきついと感じる方もいると思うので、フレグランスヘアオイルを使っています。ヘアケアというよりは、お気に入りの匂いを付けてリフレッシュする目的で使っていますね。ストッキングやマスクなどの消耗品は、予備をデスクの引き出しに入れています。

働く女性のヘルスケア・美容アイテム調査まとめ

働く女性のヘルスケア・美容アイテムで目立ったのは、持ち歩き用・デスク用・おうち用といった「使い分け」での購入!
使い分けるポイントは、大きさだけでなく、効果や質感など、アイテムによってさまざま。商品やサービスの特徴を、特定のシーンに絞ってアプローチすることで、働く女性の心を掴めそうです。

また、一度「自分に合っている」と思ったお気に入りアイテムは、何度もリピート購入されることが分かりました。特に医薬品は、チャレンジ購入が難しいため、ブランドスイッチさせるためには、他社と差別化した効果効能をしっかり訴求し、納得させることが必要になります。

一方で、新型コロナウイルスによって、マスク生活やオフィスワークの悩みが増加。今まで重視しなかった除菌効果を求めたり、メイク直しの方法が変わったりと、コロナ禍が新しいアイテムを取り入れるきっかけになっているようです。
季節の変わり目には、寒暖差や花粉症などに悩む女性も多くなります。悩みの気付きから、症状の理解、商品・サービスの紹介まで繋げられると、彼女たちの定番アイテムに加えることができるでしょう。

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2021年3月16日更新
※定性調査のため、今回インタビューした方の個人の意見となります。ご了承ください。