働く女性のヘルスケア・美容アイテムをアンケート調査!体調の悩みから、薬・サプリメントの購入基準、持ち歩いているメイク直しアイテム、スキンケア・コスメのブランドスイッチのタイミングと理由まで、働く女性の消費行動を分析しました。
「働く女性のヘルスケア・美容アイテム調査 ~インタビュー編~」と合わせてご覧ください。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う生活様式の変化で、体調に関して困っていることを教えてください。(複数回答)
季節の変わり目に伴う体調の変化で、困っていることを教えてください。(複数回答)
季節の変わり目に伴う体調の変化で困っていることは、「身体がだるい・疲れやすい」という回答が最も多く、次いで「頭痛」「肌荒れ」があがりました。
また、「花粉症」と回答した方も多く、花粉症の時期になる度に、自分に合った花粉症対策を探していると考えられます。
下記の症状で、薬やサプリメントを飲んだことがあるものを教えてください。
4割以上の方が、「頭痛」や「生理痛」の症状で、薬やサプリメントを飲んだことがあるという結果になりました。
また、「花粉症」という回答も多く、不調の際は我慢をせず、薬やサプリメントで症状を緩和している方が多いようです。
なお、「肌荒れ」に関しては悩んでいる方が多いものの、薬やサプリメントを飲んでいる方は約17%にとどまりました。
「肌荒れ」に関して、サプリメントなどで対策できるといった認識が低いと考えられるので、気づき・意識づけを促す施策が効果的でしょう。
その薬やサプリメントを選んだ理由はなんですか?(複数回答)
薬やサプリメントは、約半数の方が「成分や効果効能が望ましかったから」という理由で選んでいることが分かりました。
また、「価格」も商品を選ぶ軸になっているので、効果効能に対してのコストパフォーマンスが求められるようです。
薬やサプリメントを飲み切ったあと、同じ商品をもう一度購入したことがありますか?
薬やサプリメントを飲み切ったあと、同じ商品をもう一度購入した理由を教えてください。
効果効能にプラスして、下記のような理由も多く挙げられました。
約6割の方が、薬やサプリメントを飲み切ったあと、同じ商品をもう一度購入したことがあると回答しました。
再購入の理由としては、「効果が実感できたから」という回答が最も多くなりました。
また、効果とともに、自分の身体との相性も重視されているようです。頑張らなければならないお仕事シーンや、しっかり楽しみたい趣味など、ライフスタイルにマッチする商品かどうかも継続購入に重要なポイントとなりそうです。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い【生活様式が変化する前】、メイク直し用に持ち歩いていたアイテムを教えてください。(複数回答)
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い【生活様式が変化した後】、メイク直し用に持ち歩いているアイテムを教えてください。(複数回答)
新型コロナウイルスの感染拡大前後で、働く女性のメイク直しアイテムを比較したところ、メイク直しアイテムの数が減少する結果となりました。
特に、マスクで隠れる部分のアイテムを持ち歩く割合が減少し、「口紅・リップグロス」で約10%減、「ファンデーション」で約7%減となりました。
一方、「ミスト化粧水」を持ち歩く割合が高くなり、マスクによる乾燥・化粧のヨレを気にしていると考えられます。
新しい生活様式では、そもそもメイク直し用のアイテムを「持ち歩いていない」と回答した割合も増えています。
メイク直しではなく、自宅でのスキンケア・ヨレづらいメイクに重きを置いた訴求が効果的でしょう。
シーンによって違う商品を使い分けているアイテムを教えてください。(複数回答)
約半数の方が、シーンによって違う商品を使い分けていると回答しました。
特に、「リップクリーム」「ハンドクリーム」は、利用シーンや用途によって使い分けている方が多いという結果になりました。
既に持っているアイテムでも、目的が異なれば購入される可能性があるため、具体的な利用シーン・用途を訴求することで、使い分け購入が期待できます。
スキンケア・コスメのアイテムについて、ブランドをどのくらいの期間で切り替えますか?
スキンケア・コスメのアイテムについて、ブランドを切り替えた理由を教えてください。(複数回答)
※四捨五入の関係でちょうど100%にならないことがあります。
約半数の方が、1年以内にスキンケア・コスメのブランドスイッチを行っており、切り替えた理由は「口コミサイトで評価が良かったから」という回答が最も多くなりました。
切り替えた理由として、「家族・友人・知人にすすめられたから」という回答も約3割と多く、「著名人がすすめていたから」という回答は約6%にとどまりました。
身近な人の意見でブランドスイッチを促すことができ、良いと思ったものに対しては、積極的に口コミをしていると考えられます。
スキンケア・コスメは、ターゲットが身近に感じる、一般消費者の声やマイクロインフルエンサーなどを起用すると良いでしょう。
今回は、「働く女性のヘルスケア・美容アイテム調査」を定量化したアンケート調査結果をご紹介しました。
新型コロナウイルスの感染拡大による生活の変化、また季節の変わり目による身体の不調に対して、働く女性一人ひとりが自分自身に合った解決策を探しているというのが実状のようです。
商品の強みを、働く女性のライフスタイルに合わせてアプローチできると、「継続購入」や「シーンに合わせた使い分け購入」が期待できそうです。
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2021年4月6日更新
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約半数が「マスクによる肌荒れ」に困っており、次いで「自粛のストレスによる食べ過ぎ・食欲不振」に困っているという声が多くあがりました。
また、在宅ワークが増えたことにより、「肩こり・腰痛」や「目の疲れ」を感じやすくなっているようです。
働く女性は、新型コロナウイルスの感染拡大以前はなかった身体の不調に対して、解決策を見出せていないと考えられます。新しい生活様式を軸にして、悩みの解決策としてプロモーションを行うと、効果的にアプローチできるでしょう。